カフェ・フランドルを開業するきっかけとなったのは、カフェ・バッハの田口護氏との出会いでした。当時、大阪あべの辻製菓専門学校で製菓を学んでいたマスター・安達英世は、コーヒー専攻科の外部講師として招かれていた田口氏のコーヒー講義を聞き、深い感銘を受けます。それから田口氏に師事し、焙煎について学び始めました。そして2001年、マスターが27歳のとき、「専門性の高いコーヒー店を」との意気込みでカフェ・フランドルをオープンさせたのです。
焙煎の腕を磨き、
満を持しての
開業
出店に当たり、「あえて都心に出る必要はない。いいものを出していれば結果は後からついてくる」と田口氏から背中を押され、マスターは自宅のすぐそばにカフェ・フランドルを建てました。焙煎技術を高め、コーヒー豆、コーヒーの味にこだわるのはもちろん、建築、インテリアにもこだわりました。しかし、開業当初は、苦しい時期でもありました。
県外のお客様にも
認知されるお店へと
成長
垂井、関ヶ原、大垣といった岐阜エリアは、喫茶文化が浸透している地域ですが、モーニングメニューのないカフェ・フランドルには逆風もありました。それでもマスターは「お店のメインは、あくまでコーヒー。セットメニューはしない」という信念を貫き通しました。時が経つにつれて、近隣だけでなく遠方からも足繁く通ってくださるお客様が増えていきました。今は、県外から訪れてくださる方も増え始めています。
ハンドドリップコーヒーが
再び注目を集める時代へ
一時、カフェラテなどエスプレッソドリンクを中心にしたシアトル系カフェが人気を集めましたが、昨今は「サードウェーブ」と言われるように、ハンドドリップコーヒーに再度脚光が集まっています。15年以上もハンドドリップコーヒーを入れ続けてきたカフェ・フランドルにとってはまさに順風のトレンドです。建築とインテリアを手がけていただいた建築家、芸術家の方々の人気にも支えられ、カフェ・フランドルは実力店として多くのメディアにも取り上げられるようになりました(掲載メディア紹介)。
コーヒーが主体のカフェ。
今までも
そして、これからも
私たちの願いは、ただひとつ。「より多くのお客様に、美味しいコーヒーを気軽に楽しんでいただきたい」ということに尽きます。近所の方々にとって“馴染みの場所”でありたい、遠方の方々にとって“いつか行きたい店”“また行きたい店”でありたい。そんな思いで店を磨き、腕を磨き、カウンターに立つ毎日です。スタッフ一同、皆様のお越しを心からお待ちしています。
カフェの本場 ウィーン
1998年1月
街のいたるところにカフェがあるオーストリア。製菓学校で一番好きだったウイーン菓子が食べてみたくて、卒業旅行を兼ねてオーストリアに行きました。特に多くの人が集いコーヒーとケーキを楽しんでいるカフェコンディトライが印象的でカフェフランドルのお手本にしたいです。
ウイーンのアウガルテン工房で買ったコーヒーカップはアインシユペンナーをお出しするのに使用しています。
Begin Studying at Cafe Bach
1999年4月
年末も押し迫った、12月末にカフェをオープンしました。初めはぎこちなく、慌ただしく過ぎていきました。
Cafe Flandre Opens
2001年12月23日
日本スペシャルティ協会のコーヒーマイスターの資格をとりました。
今までより、より良くコーヒーを提供したり、説明することに大変役に立っています。
First SCAJ Attendance
2008年10月
お客様でもある市橋美佳さん。極小美術館さまのご紹介でエキシビジョンのサテライト会場として、カフェ・フランドルを使ってもらいました。いつもとは違う空気感に包まれてとても新鮮でした。
Mika Segawa’s Art Display
2012年8月